運営者情報 ・運営者名 ubuntu-linuxer幅広いIT分野の仕事を通して多彩な経験をし、Linuxを主要なPC環境で継続利用することを通じて、様々な技術分野に興味を持つ技術者です。・ブログのご紹介Ubuntultsリポジトリを利用するUbuntuとLinux Mintを中心にPCで動作するOSや機器などのインフラ関連の技術検証をして、その内容を備忘録として紹介しています。・プロフィールのアイコンアイコンは、いらすとや様のイラストをお借りしています。
miniPCのBMAXでWindows11のsecure boot設定漏れでトラブル発生 miniPC(BMAX)でWindows 11を再導入する際の注意点 今回のトラブルから得られた、miniPC初期化・再導入時に失敗しないための重要なポイントを整理しました。 1. 発生した問題とエラーの原因 自分で作成した「Windows 11のUSBブートメディア」から新規導入を試みた際、ライセンス認証やセットアップの段階でエラーが発生しました。このトラブルの原因は、以下の仕様ミスマッチによるものです。 インストールメディアの不適合: Windows 11の要求仕様を満たさない環境で作成されたメディアだった可能性 secure boot(セキュアブート)の設定漏れ: BIOS側でセキュアブートが「無効(disable)」のまま新規導入を進めてしまったことによる、BitLocker暗号化の不整合 2. トラブルを未然に防ぐ「失敗しない再導入の3ステップ」 miniPCのクリーンインストールを確実に成功させるためには、以下の手順を順番に確認しながら進める必要があります。 ステップ1:インストールUSBは正規の要件を満たすPCで作成する Microsoftの公式サイトから、必ずWindows 11の動作要件を完全に満たしているPC上でインストールメディア(USB)を再作成します。 ステップ2:導入前にBIOSで「secure boot」を「enable」に設定する OSをインストールする前に必ずBIOS(UEFI)画面を開き、Security項目にある「secure boot」が「enable(有効)」になっていることをmsinfo32等で確認してからインストールを開始します。 ステップ3:BitLockerの「48桁の回復キー」を事前に必ずバックアップする secure bootを設定すると、Windows 11では自動的にドライブが暗号化されます。万が一の障害復旧やWindows Update時のエラーに備え、Microsoftアカウント等に紐付いた「48桁の回復キー」を必ず紙に控えるか、別デバイスに保存してください。 1.概要 始まりは、参考資料の「6月からパソコンが動かなくなる?」です。miniPCのsecure boot設定をmsinfo32で確... 続きを読む
LinuxMint/ubuntuにWine 11導入を試しました ( LinuxMint 21.3 / 22.3 ubuntu 22.04 / 26.04 Wine 11.0 / 11.6 / 11.8 / 11.13 ) Wine環境でWindowsアプリが動作しない場合の考察と対策 最新のWine 11を利用しても、一部のWindowsアプリケーション(Acrobat Reader等)のインストールや起動が失敗するケースがあります。技術的な背景と、現場で役立つ代替アプローチを整理しました。 1. 起動・インストールが失敗する主な技術的理由 厳格なレジストリ要求: 大手メーカー製のインストーラーは、Windows固有の複雑なレジストリ構成を要求するため、Wineの標準レジストリでは処理が途中で強制終了します。 .NET Frameworkや各種ランタイムの未導入: アプリが依存している特定のランタイムがWine環境側に不足しているケースです。 セキュリティ認証・暗号化: 最新のアプリに組み込まれているデジタル著作権管理(DRM)や通信暗号化機能が、WineのAPI互換性を超えている場合があります。 2. トラブルを解決するための3つのアプローチ Wine上でWindowsアプリを安定して動かす、または目的を達成するためには、以下の対策が有効です。 対策1:winetricks を活用して必要なコンポーネントを補う 今回の日本語化(cjkfonts)と同様に、 winetricks dotnet48 や winetricks vcrun2015 などのコマンドを用いて、アプリが必要とするランタイムを個別にWine環境へ追加導入します。 対策2:単体で動作する「ポータブル版(.exe)」を選ぶ インストーラー形式(.msi や setup.exe)ではなく、フォルダを展開するだけで単体動作するポータブル版(HDBENCHなど)は、レジストリ依存度が極めて低いためWine環境と非常に相性が良く、高確率で動作します。 対策3:Linuxネイティブの代替アプリを検討する Wineに依存せず、Linux標準のリポジトリから導入できる互換アプリ(例:Acrobatの代わりに「Okular」や「Evince」、MS Officeの代わりに「LibreOffice」)を利用する方が、システムの安定性と処理速度の面で圧倒的に有利です。 1.概要 Wine 11.0がリリースされました。... 続きを読む
Windows95/98のPCゲームをUbuntu/LinuxMintの最新PCで楽しむ方法 ( KVM / Wine / dosbox-x / midi ) 1.概要 Ubuntults 24.04のリポジトリを利用するLinuxMint 22.3で、32bitのアプリケーションを楽しむことができるのか整理をしました。今回、仮想環境のKVMでの試験を実施して、KVM,Wine,Dosbox-xの3種類を実施した範囲で、遜色なく利用できるのはDosbox-xだけでした。KVMやWineではサウンド処理関連の互換性がなくなったような気がします。この内容に関して記述します。 注意事項 Windowsの利用にあたっては、Microsoftが定める使用許諾契約(EULA)を遵守する必要があります。ライセンス違反(不正なプロダクトキーの利用、規約外の商用利用など)は違法行為となるため、必ず正規のライセンスを取得・確認した上で操作を行ってください。 2.詳細 (1)KVM環境 KVM環境はRegacyBIOS互換のCSMで試しました。KVM上でWindows98SEは起動します。デバイスマネージャを参照した範囲ではエラーはありませんが、サウンドが想定通りに再生されない点、ディスプレイ表示設定が思うようにならない点がありました。どちらもドライバの問題と思います。構築した環境はUbuntu 22.04まで試験をしていた環境です。仮想ソフト(KVM, VMware, Virtualboxなど)は新しい環境への対応を進める中で古い環境の互換性は保たれなくなっていると感じています。 (a) KVMにWindows98seを導入 Windows98の仮想マシンを作成(サポート期間が切れたOSを選択) Memory=128MB、CPU=1、Disk=0.5GBを選択 インストールの前に設定をカスタマイズするを選択 ブートオプション:IDE CD-ROMにチェック CD-ROM bootのため、IDE ディスクとIDE CR-ROMの順番を入替える サウンド ich6:sb16を上書設定 ビデオ QXL:cirrusを上書設定 CD-ROM boot後、CD-ROMサポート付きmsdosを利用して、fdiskでCドライブを作成 再度、上記構成で再起動をして、d:\win98にてformat c:を実行してfat16で初期化 d:\win98のsetupを実行して導入 (2)Wine環境 Wine 11.8で試験をしました。 ディスプレイ表示は普通に使... 続きを読む