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CVE-2026-99999 / CVE-2026-98432 / CVE-2026-72014 の対策済み kernel 7.x の Build

記事の更新:2026/11/02 kernel 7.2.15 [EOL]、kernel 7.3.1のBuildと起動 1.概要 CVE-2026-99999はLinux kernelでvirtioに脆弱性が見つかり、KVMを中心とした仮想システムで対策が必要になっています。脆弱性対策を実施したubuntu版のkernelがリリースされないので、kernel 7.2.11をbuildして起動する試験を実施しました。しかし、kenrel 6.xまでのBuild手順を利用して、新しいkernelで起動すると、root file systemを見つけることができずにハングしてしまいました。エラーメッセージには、check rootdelayに十分な待ち時間が設定されているかと表示されていました。 CVE-2026-98432が同じIPv4の処理の中で見つかり、対策が必要な状況です。当初は軽微な問題と認識されて、適用を除外にされたようですが、AIがリモートからroot権限を獲得できる脆弱性とわかり、急遽対応が必要になっています。 CVE-2026-72014でDRDBドライバの脆弱性の修正が入りました。kernel 7.2.14で修正されています。ubuntuは、kernel 7.0.0-34で修正済みです。修正の適用が今から始めるベンダーがあるのは、脆弱性に対する危険度評価の違いです。 kernel 7.2.15[EOL]でリリースされました。kernel 7.3へ移行です。EOLは意外でしたが、kernel 7.2とkernel 7.3の方式が異なることで混乱があったのかも知れません。 この内容に関して記述をします。 注意事項 本検証は個人レベルの検証です。同じ内容を試す方に、先行して実施した結果を知らせることで無駄な作業を減らすことを意図しています。自己責任の範囲で参考としてください。 私の評価は以下の通りです。 (1) 起動エラーが起きた場合は写真を取り、調べることが必要と感じました (2) 新しいものでは予期せぬことが起きるものです (3) 2度同じことが起きた場合は、ソフトウェアの問題の可能性があります (4) 中々、思うように進まず、結果を公開して参考として頂くことにしました 2.詳細 最初に、kernel 7.2.11を試験しましたが、問題が発生して対処しまし...

PCの搭載メモリ容量基準とメモリ不足時の対策

 記事の更新日:2026/10/23 参考追加 1.概要 PCに搭載するメモリ容量はどの程度が良いかの判断基準はとても難しいものです。Linuxは比較的軽量なOSなので少ないメモリでも動作しますが、現実的には8GB以上のメモリは必要です。最近はAIをlocal環境で動かす場合があり、メモリ搭載量が多いほど処理を実行するには有利です。AIをlocalPCで動かす場合は、GPU及びGPUに搭載されるメモリ容量も重要です。しかし、今回はPCのメモリ容量に関して着目をします。 まず、メモリの容量の選定方法を記載し、次にupgrade時期と方法、更に、メモリ不足に備える対策に関して記述をします。 私の評価は以下の通りです。 (1) メモリ購入はメモリスロットの数と同等数を同一スペック品を用意する (2) 世代交代で容量が大きなメモリが安価に手に入るようになった時に、同様の方式でメモリをアップグレードする (3) メモリ不足に備えるにはswap領域を設定することであるが、性能は劇的に低下する (4) SSDを利用する場合はswap定義をしない、しかし、メモリ不足はPCハングとなる (5) zram製品があり、swapの代替になりそうだ 2.詳細 (1) 物理メモリ容量の選択 私個人の考え方ですが、メモリはマザーボードのメモリスロットの数だけを同一容量で同一スペックの製品を購入していました。例えば、メモリスロットが2個のマザーボーでは、最初に4GBを2個購入します。メモリスロットが4つの場合は、4GBを4個購入します。メモリスロットを埋める理由はインターリーブが効果的に利用され、メモリアクセス速度が上がるためです。空きスロットができないようなマザーボードとメモリ容量の選択をします。 最近、メモリとSSDの価格が高騰して、メモリの世代が変わっても中々値下がりしません。以前は1世代や2世代前の製品は、最高性能のものが安価に入手できました。私は、メモリの世代交代が進んで旧世代のメモリ価格が下がった時に、4GBを2個から8GBを2個に交換していました。交換する場合の考え方も同じです。基本は同一性能の製品をメモリスロット分購入します。PC利用は、個人の趣味の範囲なので金額的に負担が少ない方法を選択していました。 (2) メモリ不足発生時の対応としてのswap領域 しかし、16GBの...

LinuxMint/Ubuntuのパッケージキャッシングプロキシ(apt-cacher-ng)利用

 記事の更新日:2026/10/28 Docker利用への変更 1.概要 最近、LinuxMint/Ubuntuの更新情報リリースが非常に多くなっています。AIによる脆弱性の発見によるものかもしれませんが、更新頻度と更新パッケージ量が多くなり、複数台のPCを保守する場合、時間が必要になっています。改善できることはネットワークを経由して更新パッケージをダウンロードする処理を変更して、更新サーバの負担とネットワーク負荷を下げることです。これを実現する製品として、apt-cacher-ngを見つけたので実際に設定をして、効果を測定しました。 私の評価は以下の通りです。 (1) apt-cacher-ngは使えます (2) 複数台のLinuxMint/Ubuntu環境を利用している場合は、効率的に更新できます (3) 設定作業は難しくなく、クライアント側の設定は削除も簡単です (4) 以前、apt-cloneを検討したのですが、apt-cacher-ngが良いです 2.詳細 apt-cacher-ngは、Debian/Ubuntu向けのパッケージキャッシング機能を実現するプロキシサーバです。従って、システム構成にはサーバとクライアントが登場します。1台目のクライアントからapt-update,apt-upgradeが実行されると、サーバ側では更新パッケージがインターネットから取得され、サーバ側にパッケージが保存されます。2台目のクライアントからapt-update,apt-upgradeが実行されると、サーバ側に保存された更新パッケージがクライアントに送付され、1台目でダウンロードした更新パッケージはインターネットから再度取得されることがありません。想定通りの機能です。 この機能を利用することで複数台のクライアントを所有している場合、全体を更新するスピードが大きく改善されます。その理由はネットワークを経由した更新パッケージのダウンロードには時間を必要とするためです。更新パッケージのPCへの適用時間はPC性能に依存するのですが、ネットワークからのダウンロード時間と比較すると短時間に完了できます。 具体的な設定を記載します。 (1) 環境 サーバ:apt-cacher-ngを稼働するPC LinuxMint 22.3、CPU intel i5、Memory 16GB、S...

LinuxMintにおけるFirefoxVPNの設定と利用方法

記事の更新日:2026/09/30 注意事項を加筆しました 1.概要 FirefoxVPNが日本国内で利用できるようになりました。Firefox バージョン 149.0.1 以降で利用可能となっています。FirefoxVPNは無償サービスである上、50GB/月の通信容量を利用できます。現在のLinuxMintのFirefoxは156.0です。実際にLinuxMint 22.3上でFirefoxVPNを動かすことに成功するまでの内容を記述します。「Ubuntu/LinuxMint環境でFirefox利用の記録、問題と対処策」に「(13) Firefox VPNを試しました」で記述をしていましたが、理解することが難しかったので、別の記事にしました。Firefox 156.0を利用しても、VPNはBETAと表示されます。まだ、評価試験段階と言えそうです。その内容を記述します。 私の評価は以下の通りです。 (1) FirefoxVPNは使えます (2) セキュリティ面でパスワード設定やlogoutに注意が必要です (3) レスポンスは悪くありません (4) Port 2499/tcpと2499/udpが通過に加えて、DNS over HTTPSが必要です 注意事項 Firefox内蔵VPNは現時点でBETA版であり、今後仕様変更や提供終了の可能性があります。また、提供地域、データ上限(50GB/月)、接続可能なサーバー国なども変更される場合があります。最新情報はMozilla公式サイトにてご確認ください。 本機能はFirefoxブラウザ内の通信のみを保護するものであり、デバイス上の他のアプリやシステム全体の通信は保護されません。本記事に記載のポート設定(443/tcp, 2499/tcp, 2499/udp, 53/udp)やDNS over HTTPSの設定は、ご利用の環境によって異なる場合があります。 セキュリティ設定については、パスワード未設定時はメールアドレスによるワンタイム認証が行われますが、利用後のlogoutをおすすめします。本記事の情報をもとにした設定・利用によって生じた損害について、筆者は責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。 2.詳細 (1) FirefoxVPNとMozillaVPNの違い 利用した感触ですが、FirefoxVPNはFire...

Firecrackerで自作Slackware microVMに挑戦

記事の更新日:2026/09/23 記事の文書一部修正 1.概要 この記事は2026年7月から8月にかけて検証した結果を整理したものです。以前、Firecrackerの動作検証を行い、Slackwareを利用したMicroVMを構築を踏まえて、全体を整理しました。 2026年4月にSlackwareのmicroVM作成にチャレンジする目的でrootdisk(rootfs作成)の調査をしました。その時から時間が空いてしまったのですが、もう一度、仕切り直しをして、Firecrackerで自作Slackware64 15.0のmicroVM稼働に挑戦しました。 Firecrackerで独自のmicroVMを動かすためには、microVMのkernelとrootfsが必要です。これを作成するためにはKVM環境に2つのSlackware64 15.0を作成します。1つはkernelBuildができる環境を準備します。もう一つはインストール時のモジュール選択を最低限にしたrootfs用途です。この2つの仮想マシンからFirecracker上で起動するために必要なファイルを作成して動かすことに挑戦しました。その内容を記述します。 私の評価は以下の通りです。 (1) 環境構築はKVM仮想環境を利用します (2) minimal kernel作成は、削って作るよりも、加えて作ることが楽でした (3) minimal rootfsは、Slackwareだから可能です。柔軟性が高いと思います (4) Firecrackerで起動できるように設定することが案外難しい 2.詳細 (1) 環境準備 HW: i3-7100, Meomry 16GB, SSD 256GB SW: LinuxMint 22.3 (a)kvmの導入 sudo apt -y install virt-manager qemu-system 導入後、再起動します。 (b)Slackware64 15.0のDownload Mirrorサイトからslackware64-15.0-isoをDownloadします。 https://mirrors.slackware.com/slackware/slackware-iso/slackware64-15.0-iso/ (c)仮想マシン作成(kernelBuildができる環境) 仮...

LinuxMintでStorageデバイスの内容を完全消去する方法

記事の更新日:2026/09/26 評価を追記 1.概要 ウイルスに感染したUSBメモリーの記事が出ていました。USBメモリに限らずSSDやDiskなどのストレージでも起きる可能性があります。その場合、どのようにするとウィルスを完全除去できるかが気になります。ストレージ内部のデータは不要なので、ストレージを完全消去して、安全に使えるようにしたい場合のLinuxコマンドに関して紹介します。 ストレージ上のファイルをrmなどの削除コマンドを利用して削除してもファイルを登録している情報が消えるだけで、物理的にはファイルは残っています。また、gpartedを利用してパーテイションテーブルを削除後、新しくパーティションテーブルを作成してもストレージ上には残っています。それで、extundeleteなどを利用すると削除ファイルを復活できます。ウィルスを完全除去するには物理的な上書きが必要です。 Windows時代には専用の消去用ソフトウェアを利用していましたが、Linux環境ではどのようにすると良いか理解していませんでした。USBメモリはGpartedでPartition Tableを消去と作成をして十分と誤認識していました。今回、記事を参照して保有するUSBメモリの完全消去をするために調べた内容を記述します。 私の評価は以下の通りです。 (1) 物理的にランダムな値を書き込んで読めなくします (2) 標準コマンドで実行できるので無償です (3) USB接続機器ならば、WindowsやMacで利用したデバイスにも対応します (4) 物理的な書き込みを伴うので処理時間を必要とします 2.詳細 ※注意事項 本コマンドを実行するとデバイスのデータが完全消去されます。間違ったデバイスで実行しないように細心の注意を払ってください ここでは容量が32GBのUSBメモリーを想定します。 (1) USBメモリを取り付けます (2) /dev/sdd が32GBのUSBメモリーであると想定します。 $ sudo fdisk -l /dev/sddが32GBのUSBメモリであることを確認します (3) デバイス指定で再確認します $ sudo fdisk -l /dev/sdd (4) 完全消去します $ sudo shred -v -n 1 /dev/sdd 処理時間を必要とします (5) デバ...

Ubuntu/LinuxMintでPCSX2利用の記録

記事の更新: 2026/09/28 タイトルを短く変更、評価を加筆 1.概要 Ubunut/LinuxMint環境でPCSX2を利用しています。今まで利用した経験、これから先に起きたことなどの記録を残す目的で、このページを作成しました。 PCSX2はSONYのPlayStation2(PS2)をエミュレーションするプログラムです。PS2は大変売れたゲーム機で大量のゲームソフトが存在します。しかし、PS2のハードウェアは中古品の状態が良いものは入手が難しく、ハードウェアが壊れてしまうとゲームソフトが無駄になってしまいます。PCSX2は所有するPS2実機から必要な情報を取出して、PC上にPS2の環境を構築して、PS2のゲームソフトを楽しむことができる製品です。 私の評価は以下の通りです。 (1) PCSX2は優れたソフトウェアで、PS2のHWの代替になります (2) PS2との互換性に優れています。私は問題点を見つけられていません (3) PCSX2を動作させるためには、動作する実機のPS2が必要です (4) PCSX2のversion変更をして利用(v1.6 / v2.2 / v2.4 / v2.6 / v2.8)  注意事項 本記事は、ご自身が所有する所有機器(PS2実機)から正しく吸い出したデータを使用することを前提として解説しています。ネット上で配布されているBIOSやゲームデータのダウンロードは違法行為であり、重大なセキュリティリスク(ウイルス感染など)を伴います。当ブログでは違法ダウンロードを一切推奨しておりません。必ず自己責任のもと、正しい方法で設定を行ってください。 2.詳細 (1) PCSX2の利用方法 PCSX2がPS2のゲームを動かす仕組みを簡単に記述します。まず、PS2本体からBIOSと呼ばれるモジュールを取出し、PCにPCSX2をインストールして、取出したBIOSを設定します。これでPCがPS2に変わりました。USB接続のゲームパッドをPCに接続後、PCSX2でゲームパッドを認識させて、ボタンの配置を設定します。PS2で利用するゲーム用メモリはPCのディスク上に保存される仕組みです。PS2のゲームはCDやDVDなのでISOファイルにBraseroなどを利用して変更します。スナップショット機能があり、操作性はとても良くなっています。 (a...