LinuxMintでStorageデバイスの内容を完全消去する方法
1.概要
ウイルスに感染したUSBメモリーの記事が出ていました。USBメモリに限らずSSDやDiskなどのストレージでも起きる可能性があります。その場合、どのようにするとウィルスを完全除去できるかが気になります。ストレージ内部のデータは不要なので、ストレージを完全消去して、安全に使えるようにしたい場合のLinuxコマンドに関して紹介します。
ストレージ上のファイルをrmなどの削除コマンドを利用して削除してもファイルを登録している情報が消えるだけで、物理的にはファイルは残っています。また、gpartedを利用してパーテイションテーブルを削除後、新しくパーティションテーブルを作成してもストレージ上には残っています。それで、extundeleteなどを利用すると削除ファイルを復活できます。ウィルスを完全除去するには物理的な上書きが必要です。
Windows時代には専用の消去用ソフトウェアを利用していましたが、Linux環境ではどのようにすると良いか理解していませんでした。USBメモリはGpartedでPartition Tableを消去と作成をして十分と誤認識していました。今回、記事を参照して保有するUSBメモリの完全消去をするために調べた内容を記述します。
2.詳細
※注意事項
本コマンドを実行するとデバイスのデータが完全消去されます。間違ったデバイスで実行しないように細心の注意を払ってください
ここでは容量が32GBのUSBメモリーを想定します。
(1) USBメモリを取り付けます
(2) /dev/sdd が32GBのUSBメモリーであると想定します。
$ sudo fdisk -l
/dev/sddが32GBのUSBメモリであることを確認します
(3) デバイス指定で再確認します
$ sudo fdisk -l /dev/sdd
(4) 完全消去します
$ sudo shred -v -n 1 /dev/sdd
処理時間を必要とします
(5) デバイス指定で再確認します
$ sudo fdisk -l /dev/sdd
Partition Tableも存在しません。gpartedなどでmsdosまたはgptのPartition Table作成後、パーティションを作成して、必要な形式(ext4,fat32等)でファイルシステムの初期化が必要です。
3.所見
ストレージ内部に存在するファイルは、ファイル自体を削除しても、パーテイションテーブルを削除後、新しくパーティションテーブルを作成しても、ストレージ上には残って消えません。完全に消去するためには、一度ランダムなデータを書き込む必要があります。コマンドを利用して、LinuxMintで簡単に物理的な削除をするために、ランダムなデータを書き込んだ後に、更にゼロ初期化してくれるので、とても便利です。
4.追加
ストレージ装置を廃棄しなければならない事があります。今回のようにディスクがクラッシュして使えなくなった場合なのです。企業においてはデータの漏洩を防止するためにストレージの廃棄は物理的な破壊をすることが、かなり前から行われています。
廃棄業者にストレージの廃棄を依頼したところ、ディスク装置を再販していた事件がありました。他人任せでは信頼できないとの認識ができたことは残念ですが、どのように分解廃棄をするべきか、又はどのようにしてリサイクルスべきかを機器メーカーが提示すべきことだと思います。
最近はSSDなどの電子媒体になり、物理的な駆動部分が減ってしまったので、ICの回路を基盤から切り離すような事が必要になっているのかもしれません。機器が小型大容量になっているので保存されているデータ量も多く、電子媒体の場合は物理的な消去が難しいことも事実です。
今回紹介した方式はデバイスが利用可能でければ使用できません。一部が故障してアクセスができないデバイスもどのように廃棄するのが良いかは、明確な指針を示してもらえるとありがたいと思っています。
参照
[本ブログ内参照]
・LinuxMint 22.3のpingが今までとオペレーションが変わっている
・LinuxMint 22.3のpingが今までとオペレーションが変わっている
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