Ubuntu/LinuxMint環境を継続利用する中で、Firefox利用で問題が発生した記録

1.概要

Firefoxを主力ブラウザで利用しています。Ubuntu 16.04から最新のUbuntu 26.04まd,また、LinuxMint 21.3とLinuxMint 22.3の環境で使い続けて来ました。個別記事として記載している部分もありますが、Firefoxの利用してきた記録の記述を目的として整理しました。今後はこちらの記事へ追記をする予定です。

2.詳細

(1) snapからdebianパッケージへ変更

ubuntu-22.04ではFirefoxの評価利用をしています。私が評価用に利用しているuefi非対応のBIOSのPCはGeforce 8600GTが搭載されています。ubuntu-20.04環境では、このVGACard搭載PCでFirefoxを利用するためにFirefoxのパフォーマンス・オプションをオフにする必要があります。オンの状態ではFirefoxだけでなく、ubuntu-20.04もハング状態になってしまいます。ubuntu-22.04ではオフに設定してもFirefoxは起動しますが、全く、機能しません。

ネットを調べると、ubunut-22.04のFirefoxはSnap packgeですが、これをdeb packgeに変更することで、ubuntu-20.04と同様に利用できるとの記述を見つけました。参考資料に沿って、試験的にパッケージの変更をしました。作業した内容を記述します。

(a) Firefoxの削除(Snap package)
$ sudo snap remove firefox

(b) Firefoxの導入(deb package)
$ sudo add-apt-repository ppa:mozillateam/ppa
$ sudo apt install -t'o=LP-PPA-mozillateam' firefox

(c) 更新時の設定
$ sudo gedit /etc/apt/preferences.d/mozillateamppa

私はvimを利用しました。ファイルを新規作成し、3行追加します。
$ sudo vim /etc/apt/preferences.d/mozillateamppa

Package: firefox*
Pin: relase o=LP-PPA-mozillateam
Pin-Priority: 501

(d) 再起動後、firefoxのperfomance option変更
ubuntu-20.04までは、firefox -safe-mode でterminalから起動後、セーフモードに変更していましたが、うまく行きません。参考資料に従って、SHIFT-keyを押しながら、firefoxを起動後、performance optionをオフに設定しました。

(2) backupをリストアするとFirefoxが起動しなくなりました

Ubuntu-22.04.5のインストール直後のバックアップをリストア後、修正情報を適用して環境を戻すことをしたのですが、Firefoxが起動しなくなりました。このような経験は初めてなので、少し戸惑っています。長く利用している環境では同じ修正情報を適用しても問題は起きません。

Firefoxをアイコンから起動すると起動しません。そこで、terminalから起動すると下記エラーが表示されていました。

cannot set capabilities: Operation not permitted

Syslogにも同じ内容が記録されていました。

色々調べましたが、原因はわかりません。
GoogleAIに尋ねると、最終的にはsnapで導入したFirefoxを削除して、aptで導入をやり直す提案でしたが、もうしばらく様子を見ようと思っています。

(3) 外部接続できない環境でFirefoxを利用すると英語環境になる

firefoxをubuntu-22.04で利用しています。最近、特に気になることが発生しています。http/httpsで外部接続できない環境でFirefoxを利用すると英語環境になります。どのようなタイミングで、この事象が発生するかは良くわかっていません。

ネットを検索するとFirefoxが英語のメニューになってしまうとの書き込みが複数あるようです。設定変更の方法が記述されていますが、私の場合はネット接続をしてFirefoxの表示をリフレッシュすると復旧しました。Firefoxの問題程度と考えていたのですが、いつまでも修正されないのでFirefoxの仕様が変わったと思っています。

(4) Firefoxを終了したときに自動更新が実行されます

いつ頃から変わったのかは良くわかりませんが、Firefoxを起動してブラウザアクセス後、Firefoxを終了したときに自動更新が実行されます。「Firefox was updated You can reopen it now.」とPOPUP表示されます。自動更新をする必要の有無に関係なく利用者に最新版を強制適用するのは良い方法だとは思っていません。自動更新するのであれば、Firefox起動直後に実施してほしいと思います。

(5) Firefoxが起動しない原因はsnapでした

$ snap info snapd
channels:
  latest/stable:    2.71              2025-08-23 (25202) 53MB -
  latest/candidate: 2.72              2025-10-09 (25577) 53MB -
  latest/beta:      2.72              2025-09-19 (25577) 53MB -
  latest/edge:      2.72+g186.eb232f8 2025-10-18 (25755) 53MB -
installed:          2.71                         (25202) 53MB snapd

$ sudo snap refresh snapd --channel=candidate
$ snap info snapd
で参照すると2.72になりました。
Firefoxが無事に起動できました

(6) Firefoxのmouse scrollがぎこちない

FIrefoxのconfig修正をしました。あまり効果は無い気がします。
about:config
mousewheel.default.delta_multiplier_y
数値が既定値が100です。編集して150に変えます。

(7) Firefox開発を支えているものはGoogleの支援

参考資料によるとブラウザエンジンは3つしかありません。

Googleの「Chromium」
Appleの「WebKit」
Mozillaの「Gecko」

FirefoxはMozillaのGeckoベースです。
私は個人的に細かいセキュリティ設定が可能でカスタマイズ性に優れているFirefoxはお気に入りです。しかし、ブラウザの独占を回避するための施策を支えているのが、独占をしているGoogleからの支援というのは皮肉なものだと思います。無償の製品で収入を得て開発をすることが、如何に難しいことであるかが良くわかります。

MicrosoftもモザイクベースのIEを止めて、chromiumベースEDGEに移行しました。AppleのWebKitはSafariのベースであると思いますが、ブラウザエンジンの一角を占めているのはAppleの収益と開発投資の大きさだと思います。

GoogleAIによると、Chromiumのコードサイズは3000万行(30,000,000=30Mstep)と言われています。巨大なソフトウェアは一度利用され始めると止まりません。汎用機のMVS、PCのWindows、ブラウザもそのような領域に入っているような気がします。Firefoxには頑張って欲しいと思っています。

(8) 不要な広告が表示を止めるFirefox reader view

広告表示をブロックするために、以前はuBlock Originなどのアドオンを追加してFirefoxを利用していました。ふと、Safariのような機能がFirefox標準であると思えたので調べてみました。

全てのWebページがリーダービューの対象となっていないようですが、URLを参照して、URL入力欄の右端にメモ帳のようなアイコンが表示されていると、クリックすることでリーダービューを利用できます。

リーダービューを利用中はアイコンがオレンジ色に変わり、再度、アイコンをクリックするともとに戻ります。

(9) firefoxで日本語と英語の切替ができない

Firefoxで日本語(Mozc)を利用してブログを書いていますが、日本語と英語の切替ができないことが稀に発生します。英単語を入力後、日本語に戻すために、半角/全角KEYを操作しても日本語入力ができません。日本語から英語への切替は問題ありません。日本語への切替ができないときに、テキストエディターで英語や日本語の入力は問題ありません。Firefox上の日本語入力ができない時、テキストエディターを利用して、日本語入力をカット&ペーストで対応していました。

/usr/share/ibus/component/mozc.xmlを修正するシェルを作成します(mozc.sh)
#!/bin/bash
cp /usr/share/ibus/component/mozc.xml   mymozc.xml
sed -i -e '19 s/default/jp/' mymozc.xml
sudo cp mymozc.xml      /usr/share/ibus/component/mozc.xml
rm mymozc.xml

$ sh mozc.sh

3.所見

ubuntu 22.04評価利用を始めてからFirefoxは様々な問題が起きました。解決策になると考えて、snap版をdeb版に置き換えることを試験的にしましたが、バックアップから戻すことがあり、deb版を維持することが難しかったことも要因でした。ubuntu 22.04からWaylandが規定値に設定されたことを把握できていなかったので、旧型nviciaとの相性問題もあったと思いっています。Firefoxを使い続けようと考えて、ubuntuからLinuxMintに乗り換えました。

参考

[本ブログ内参照]

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