UbuntuでLINEを動かしました ( wine / chrome )

1.概要

スマホで利用するLINEをUbuntruで動かしてみたいと思いました。Windows PCやMacでは動作するようです。Wine利用とChrome利用を試したので、その内容を記述します。

共通の制限

新規登録不可:  スマホで事前登録が必要
設定変更:    スマホ側で「他端末ログイン許可」をオンにする必要あり

LINEを利用するための制限事項があり、利用は自己責任でお願いします。

2.詳細

(1) Wineを利用

ネットではWineを利用してWindows版のLINE動作報告が複数存在します。しかし、内容が不明瞭な点もあり、実際にUbuntu 20.04のWineでLINEアプリは動作するのかを確認しました。結果はトークできます。しかし、問題点も見つかり、その内容を記述します。

Ubuntu 20.04.4デスクトップPCで確認をしました。カメラやマイクが搭載されていないので、トークの確認をしたのですが、私のPCではトークへの日本語文字入力がスムーズにLINEアプリでできません。かな漢字変換処理との相性が良くないようです。テキストエディターで文字列を作成して、カット&ペーストすることでトークをする方が楽です。音声通話やビデオ通話を含めて、他のPCで確認が必要だと思いました。

導入作業内容

(a) Wine7の導入
Wine7を利用します。ubuntu-20.04の標準のWine5ではLINEは動作しなかったためです。
参考資料のWineHQの導入手順に従って実施します。

$ sudo dpkg --add-architecture i386
$ wget -nc https://dl.winehq.org/wine-builds/winehq.key
$ sudo apt-key add winehq.key
$ sudo add-apt-repository 'deb https://dl.winehq.org/wine-builds/ubuntu/ focal main'
$ sudo apt update
$ sudo apt -y install --install-recommends winehq-stable
$ wine --version

ここでwinecfgの設定を変更してWindows10対応へ変更します。winecfgを起動すると、mono installのpopup画面が表示され、インストールします。mono install後にwinecfgでWindows10対応へ変更します。

(b) winetricksの導入
Wine7の追加モジュールを導入するためにwinetricksを導入します
$ sudo apt install -y winetricks

(c) winetricksを利用してvcrun2015を導入
参考資料のLINE起動しない問題に記載があるように、MicrosoftのVCランタイムを導入します。
$ winetricks vcrun2015

winetricks vcrun2015はMicrosoftから32bitと64bitのモジュールをそれぞれDownloadして導入しますが、本コマンドで2回popupが表示されます。popup内の表示が文字化けしていますが、チェックを入れて、インストールします。

ここまで完了したら、再起動します。

(d) Windows10版のLINEアプリ導入
ubuntu-20.04ではLINEのWindows版をFirefoxでdownloadできません。参考資料のWindows版lineをubuntu20.04に入れる方法を利用します。
$ wget https://desktop.line-scdn.net/win/new/LineInst.exe

私の環境ではカレントディレクトリにDownloadしました。
次にLINE Windows10版をwine7を利用して導入します
$ wine LineInst.exe

(e) Windows10版のLINEアプリ更新
LINEをインストールすると、最新版へのupdateのDownload画面が表示され、Downloadします。私の環境ではDownloadsディレクトリに保存されます。自動更新されないので再度導入します。
$ cd Downloads
$ wine LineInst.exe

これでLINEが最新版になり、メールアドレスとパスワードでログインして、LINEを評価できるようになります。

(2) chromeでLINE拡張機能を利用

WINEを利用したWindows版のLINEの動作試験を実施したので、chrome版の動作確認も調べました。WINE上のWindows版のLINEと比較するとかな漢字変換も問題ありません。しかし、通話やビデオ通話ができません。chrome版のLINEはLINE拡張機能と呼ばれており、この導入に関して記述します。

(a) ubuntu-22.04にchrome導入

(b) LINE拡張機能をchromeに導入

chromeを起動して、chromeウェブストアを表示します。更に、検索機能でLINEを検索して、chromeに追加します。chromeに追加されましたのPOPUP表示で完了です。

(c) chromeにてLINE拡張機能を起動

chromeのURL入力エリアの右端の拡張機能アイコンをクリックして、LINEを選択して起動します。
メールアドレスとパスワードを入力してLINEにログインします。

(3) WINEを利用したWindows版のLINEのビデオ通話

WINEを利用したWindows版のLINEのビデオ通話の動作試験を実施しました。WINE上のLINEからNotePCのカメラを認識することができません。内蔵カメラはUbuntuでは認識して、cheeseで動作を確認できますが、WINE上のLINEからは認識できず結果としてビデオ通話はできない結果でした。

Ubuntu-20.04でLINEを利用したい場合は、chrome版を利用するのがベストです。

3.所見

LINEはペイメント事業を初めてセキュリティを厳しくしたと思っています。今までは可能であったことに制限が取り入れられて、利用者は少し不便になったと思います。

参考

[本ブログ内参照]
ubuntu/LinuxMintへzoomを導入する

コメント

過去30日間に良く読まれた記事

miniPCのBMAXでWindows11のsecure boot設定漏れでトラブル発生

Windows95/98のPCゲームをUbuntu/LinuxMintの最新PCで楽しむ方法 ( KVM / Wine / dosbox-x / midi )

LinuxMint/ubuntuにWine 11導入を試しました ( LinuxMint 21.3 / 22.3 ubuntu 22.04 / 26.04 Wine 11.0 / 11.6 / 11.8 / 11.13 )