BMAX製のminiPCを購入してWindows11とUbuntuの導入と評価をしました

1.概要

2023年にネットでminiPCを衝動で買いました。Windows11がプリインストールされたBMAX製品です。スペックはCPU Celeron J4105, Memory 8GB, SSD 256GBです。このPCをよく調べることをしました。miniPCを購入時点から変更したいと考えている方には参考になります。購入時、実際に機材を利用して調べた内容は以下の通りです。

特に下記説明資料の(2)ではプリインストール環境を変更することができなかったため、新品のSSDを調達することになりました。プリインストール環境からMicrosoft標準環境へ移行したい方には参考になります。BMAXのプリインストール状況を良く調査してから作業することが必要です。参考資料に障害が発生して苦労した記事があるので参考にしてください。

(1) 購入したminiPCの初期設定
(2) miniPCでWindowsの回復とWindows11をUSBから再導入を試しました
(3) miniPCでBIOS互換のCSM環境ででubuntu installしました
(4) miniPCでuefi-gptにしてubuntu installしました
(5) miniPCでwindows11にWSL導入後Docker起動しました

2.詳細

(1) 購入したminiPCの初期設定

Windows11は仕事で利用していますが、初期セットアップをするのは初めてなので少し緊張しました。
気になった点は、Microsoftにサインインする必要があることとキーボード設定です。
また、ライセンス番号確認もしました。Windows11を再導入試験をするためです。

(a) Microsoftにサインイン
Apple製品では標準的な手順ですが、Windows11からMicrosoftへサインインする必要があります。

(b) キーボード設定
下記2点です
・初期設定時に日本語キーボードを追加設定しないといけないこと
・初期設定で追加設定してもWindows11では英語キーボードのままで、設定変更が必要なことです。

(c) ライセンス確認
参考資料のコマンドプロンプトの実行手順で確認をしました。

(2) miniPCでWindowsの回復とWindows11をUSBから再導入を試しました

miniPCのWindows11をリカバリ(回復機能)検証後、MicrosoftからDownloadしたWindows11に入替えました

(a) リカバリ(回復機能)
Windows11の機能であり、問題なく利用できると考えていました。しかし、実際に実行するとHWベンダーの専用リカバリ画面が表示され、Windows11の回復機能部分に修正が入っていると思いました。リカバリ自体は問題なく実施できたのですが、標準のWindows11とは異なると感じました。修正が入っていると知って、何だか少し不安になりました。

(b) MicrosoftからWindows11のDownload
参考資料のMicrosoftのサイトからWindows11のインストールメディアを作成しました。16GBのUSBメモリをNTFSで初期化した上で、miniPC上で実行しました。このPCに最適なものを選択せずに日本語版を選択しました。

(c) USBブートしない
作成したUSBを設定してPCを起動するとディスク上のプリインストールのWindows11が起動します。また、BIOSを起動するために、表示されている esc or delete keyを入力してもBIOSを起動できません。ネットでWindows11 BIOS起動で検索して調べると多数ヒットします。参考資料に従ってWindows11の回復からBIOS起動を試したのですが、トラブルシューティングの選択肢がなく、BMAXのHW専用アプリに変わっていました。

(d) Ubuntu 20.04のUSBブート
Ubuntu 20.04のインストールUSBを利用してブートするとubuntuはUSBから起動しました。
多分、プリインストールされたSSDはこれ以上のことはできないと思い、追加でSSDを購入して、SSDの入替えをしました。

(e) 新品SSDにWindows11日本語版を導入
今度は正しくインストールできました。BIOSの設定も想定通りで、Windows11の回復から実行できます。デバイスマネージャを参照した範囲ではエラーデバイスは残っていません。また、Windows11のライセンス認証もネット接続で自動設定されました。ベンダー修正ロジックは消えてMicrosoftのWindows11に変わりました。

これで、Windows11の検証は終わり、Ubuntuの検証を始めることができます。

(3) miniPCでBIOS互換のCSM環境ででubuntu installしました

miniPCにubuntu-20.04をcsm(bios互換)環境へ導入しました。Windows11のBIOS設定から変更が必要で少し苦労しました。

(a) UEFIの設定変更
利用した機器はBMAXのminiPCです。BIOS設定項目は多く、理解するのに時間が必要です
変更した箇所は以下の通りです。
・TPM(Trusted Computing)をEnableからDisableに変更
・CSM ConfigurationをEnableに変更
・Option ROM executionを全てLegacyに変更
・Bootの設定をUSBメモリに変更

(b) SSDをGPTからMBRに変更
ubuntu-20.04.6のbootable USBを作成して起動。Gpartedを利用して、/dev/sdaのPartition TableをGPTからmsdos(MBR)に変更します。更に、/dev/sda1を40GBで作成して完了です。

(c) /dev/sda1にubuntu-20.04を導入
ubuntu-20.04.6を/dev/sda1を/(root)に設定してインストール。
導入後、BootデバイスをSSDに変更して、再起動。

(d) 再起動後、ubuntuのupdate実施
再起動後、ubuntuのupdateを実行。問題なく完了。

(4) miniPCのBMAXをuefi-gptでubuntu installしました

miniPCにubuntu-20.04をuefi環境へ導入しました。Windows11のBIOS設定でubuntu-20.04.6の導入は問題なく実施できました。

(a) ubuntu-20.04.6をUSBからboot
利用した機器はBMAXのminiPCです。事前に用意したubuntu-20.04.6のboot可能なUSBをセットの上、miniPCの電源オン。F11-KEYを利用して、ubuntu-20.04.6のUSBからbootしました。

(b) SSDをGPTで初期化して、ubuntu用に設定
gpartedを利用して、SSDをGPT形式でパーティションテーブルを初期化。パーティションを以下のように設定
/dev/sda1  100MB  fat32  efi
/dev/sda2   40GB  ext4

(c) ubuntu-20.04.6を導入
ubuntu-20.04.6を/dev/sda2を/(root)に設定してインストール。導入後、再起動。

(d) 再起動後、ubuntuのupdate実施
再起動後、ubuntuのupdateを実行。問題なく完了。

(5) miniPCでwindows11にWSL導入後Docker起動しました

BMAX環境に再度Windows11を導入して、WSL環境でubuntu-20.04を動かしました。Windows11導入後、WSLとubuntu-20.04を同時にインストールします。

(a) wslとubuntu-20.04導入

wsl --install -d ubuntu-20.04

下記メッセージが表示されました

PS C:\Windows\system32> wsl --install -d Ubuntu-20.04
インストール中: 仮想マシン プラットフォーム
仮想マシン プラットフォーム はインストールされました。
インストール中: Linux 用 Windows サブシステム
Linux 用 Windows サブシステム はインストールされました。
インストール中: Ubuntu 20.04 LTS
Ubuntu 20.04 LTS はインストールされました。
要求された操作は正常に終了しました。変更を有効にするには、システムを再起動する必要があります。

(b) ubuntu-20.04の初期設定

再起動をすると、ubuntu-20.04のterminalが起動しました。
ユーザーを登録して完了です。

(c) docker導入

試しにdockerを導入してみました。

sudo snap install docker

このコマンド実行でdocker-composeも導入されました。
残念なことですが、aptコマンドでは実行できません。

doker-compose.ymlを作成して、ubuntu-20.04のコンテナを動かしてみました。

version: '3.1'
services:
  ubuntu20:
    image: ubuntu:20.04
    tty: true
    
docker-compose up -d

問題なく動作します。

3.所見

購入したとき、Windows11環境は初めてなので、まず、初期化して元に戻せることから確認をして、Ubuntuの動作確認を実施。購入したタイミングが一番何でもやれる時期なので思い切ったことをして、スキルアップにつなげられます。

後ほど、わかったのですが、このPCはWindows10プリインストールをWindows11プリインストールに変更したものでした。大きなトラブルを経験することになったのですが、この時に実施した内容が活きていたと感じています。

不思議なことはSSDを入替えてWindows11を再導入しているのですが、この時点ではWindows11の認証に問題は出ていません。後に、Windows11で認証できず、Windows10からやり直しをしています。何故、この時は問題が起きなかったのか不思議です。

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