Ubuntu環境でバックアップをリストア後、keyringの認証が発生

記事の更新日:2026/09/30 評価を加筆

1.概要

以前のOSバックアップをリストアして、ログインキーリングの認証が発生しました。ubuntuをBackupからリカバリ後、keyringに登録したID/Passwordを利用すると下記ポップアップメッセージが表示され、認証パスワード入力を求められます。この対処に関して記載します。

表示されたメッセージは下記内容でした。

認証が必要です
コンピューターへのログインに使用するパスワードがもはやログインキーリングのパスワードと一致しなくなっています

最初にメッセージを見た時、何が起きたのかわかりませんでした。まず、再実行をして再現性のある事象であるか否かを確認することから始めました。

私の評価は以下の通りです。

(1) バックアップにはkeyringの設定情報が含まれています
(2) バックアップをリストア後、Userのパスワードを変更するとkeyringと不整合が起きます
(3) keyringを利用するものにmail-clientがあります
(4) 設定にあるパスワードと鍵からロックを解除する方法で対処します

2.詳細

発生原因は良くわかりません。今までに発生した経験がなく、何か変わったと思います。
下記3つの要因が関係しているようです。

(a) Ubuntuをバックアップからリストア
(b) Ubuntuのuserのパスワードを変更(root user)
(c) keyringを利用するプログラム(mail-client)を導入後、データをバックアップからリストア

この問題に遭遇した時、少し動揺して、まず、バックアップからリストアを再実行しました。何かリストアで問題が起きたのではないかと考えたからです。再度、リストアを実行して結果が同じになることが判明してから何かが起きていると認識をして調査を始めました。

パスワード変更が鍵かもしれないと思って、変更することを中止して作業をすると問題が発生することはありません。ここで初めてuser情報に関する何かの問題であると考えました。トラブルが発生すると、原因を追求するために再実行を何度も実施します。時間が取られてしまい予定した作業をすべて後回しにせざるを得なくなってしまいます。

原因が判明して改善策がわかると、結果を残して備忘録を作成します。記録を残すことをしないと同じ問題で悩み、同じ問題解決時間を消費してしまいます。備忘録は自分自身のために始めたことです。

3.対処方法

ubuntuのuserのパスワード変更後では認証されません。変更前のパスワード入力すると問題が解決しました。これに気がつくのに時間を必要としました。

何度か再現試験をして、下記手段でも解決できることを見つけました。

userパスワードを変更せずに再試験をすると現象は発生しません。ubuntuはosへのloginとキーリング設定が連携してる記載を見かけたので、これが影響している気がします。

また、設定にあるパスワードと鍵からロックを解除する方法も有効でした。

「パスワードと鍵」を起動
キーリングはロックされています
=>ロックを解除

4.所見

Ubuntu/LinuxMintはrootでログインできません。rootのユーザーは存在しますが、ログインできないユーザーです。その代わりにインストール時に指定したユーザーでsudoを利用してroot権限で実行します。推測の範囲ですが、この事がログインキーリングで発生した問題と関係するのだと思っています。

ログインキーリングの存在とパスワードが保存されていることは認識しているのですが、整合性が合わなくなるケースがあるとは思っていませんでした。障害が発生して、以前のバックアップを戻すことはあります。その際に、ログインキーリングで問題が起きる可能性を理解していると、イザという時に対処できると思います。

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