SynologyでRAID1 RecoveryでDisk交換を試しました

記事の更新日:2026/09/29 評価を加筆

1.概要

SynologyのNAS( DS216J )でディスクでエラーが発生しました。RAID1(ミラー構成)であったので代替NASへデータを移行していたのですが、ディスクを入替えて復活させることに挑戦しました。新品のディスクに交換して初期設定すると良いのですが、せっかくのチャンスなのでRAIDのリカバリで復旧することに挑戦しました。

SynologyのNASでディスクのRAID修復は初めてです。大型のストレージ装置でRAIDのリカバリ経験はあるので、手順書を参照しながら実施できると考えました。RAID1のリカバリ手順を利用して、RAID1構成の2台のディスクを新しいディスクへ入れ替えるた手順となっています。

私の評価は以下の通りです。

(1) RAID1構成はデータ消失リスクは低いのですが、ディスクエラー管理は必須です
(2) 機種に依存ですが、容量が多ければ異なるディスク間のRAID1も実現できました
(3) RAID1同期時間短縮と考えて、ディスク上のデータ削除は無意味でした
(4) 同じ型番のディスクでRAID1同期は時間短縮になりました

2.詳細

SynologyはToshibaの2TBディスクが2台でRAID1構成です。ディスクが1台クラッシュしたので、既に代替NASへ移行していたのですが、2TBのディスクを2台購入して、Synologyの復旧をしてみました。ディスクが値上になり、同じ製品でなく、手頃な値段のディスクを購入しました。1台を交換してRAIDを修復すると利用できるのですが、異なる製品で性能も違うので、もう1台もこのタイミングで交換することにしました。OS部分の再導入は実施せずにRAIDの修復を行いました。

手順は以下のとおりです。

(1)故障ドライブの確認

Synologyを起動するとRAID構成が片系になり、ストレージマネージャが起動します。
まず、故障したドライブを見つける機能で探します。Disk1が故障であることを確認します。

(2)SynologyからDisk1の取外し

分解するので掃除もします。Disk1の取付位置はディスク取付金具に記載されています。

(3)Synology起動

Disk2だけで起動することを確認します。OS部分を再利用するので、不要なデータ部分は削除して、RAID復旧確認用ファイルのみにしました。

(4)SynologyにDisk1取付

取り付けたディスクはWDC製です。異なるディスクを利用したRAID修復です。

(5)RAID修復

RAID修復でDisk1をストレージプールに入れます。WDC製品は新しいのでしょう。Synologyの互換性リストにないと表示されますが、続行します。約4.5時間で完了。1分間に8GB程度の速度で修復作業が進みます。

(6)SynologyからDisk2の取外し

RAID修復ドライブで起動することを確認

(7)SynologyにDisk2(WDC)を取付てRAID復旧

同じ時間が必要と思っていると、同一型番のディスクは3.5時間で修復できたようです。1時間程度早いですね。

3.所見

RAID1の復旧は同じディスクを利用することが普通ですが、異なるベンダーの異なる性能の容量が同じディスクへの移行も可能であることを経験しました。RAID復旧に備えて、ディs区内のファイルを整理して、処理速度を向上しようと考えたのですが、意味がありませんでした。RAID1復旧はディスクのデータを物理的にコピーするのでファイルなどの存在有無は関係ないようです。

ディスクを新品に交換して、SynologyのOS再導入が時間的には早く終わります。今回の場合はディスク内のデータが不要なので新規導入のほうが効率的です。しかし、RAIDの復旧手順を調べて理解することを目的として作業をしました。また、この方式を取ることで細かい設定情報を再設定する手間がなくなることもメリットがありました。

参考

[本ブログ内参照]
・PCとディスプレイの接続に利用するdisplay portの変化
[外部サイト参照]
・Synology DS216j 故障HDDの交換

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