ディスクの状態を確認するためにsmartctlを利用しました
記事の更新日:2026/09/30 評価を加筆 1.概要 smartctl は、ストレージデバイス(HDDやSSD)の健康状態や S.M.A.R.T. 情報を監視・診断するためのコマンドラインツールです。S.M.A.R.T.を利用すると、使用時間や電源投入回数、温度、不良セクタ数を調べることができます。実際に、ディスクの状態を確認するためにsmartctlを利用しました。その内容を記述します。 私の評価は以下の通りです。 (1) smartctlは標準機能です。ストレージ障害に備えて利用方法を学習しましょう (2) 使い方は簡単ですが、表示内容の理解が難しい (3) 短期的な観察よりも、長期的な視点で観察することを求められる (4) ストレージ運用の経験値を上げることが重要なこと 2.詳細 (1)調査を始めた理由 500GBのディスクがクラッシュのメッセージを出力して、grubによるブートができなくなりました。しかし、不思議なことにfsckを実行するとエラーなし、各パーティション内のファイルも参照できます。パーティションテーブルを再構築して、再度試しても状況は同じになります。この内容に関して記述します。 障害を解析した訳ではないので、詳細に関しては不明瞭な点が多数あります。grubを利用したbootだけがだめになってしまたディスクのようです。別の代替ディスクに交換して、環境を再構築すると問題はなくなりました。つまり、ディスクはクラッシュしていたと言うことですが、gparted, fsck, fdisk, mkfsでエラーにならない故障でした。 fdiskでディスクを調べていて、2048セクター以前の領域はユーザ側で利用できないことに気が付きました。0〜2047セクターなので、2048 * 512 = 1MBの領域です。ここには、パーティションテーブル以外にもbootに必要な情報が保管されています。私はmsdosパーティションテーブルを利用しているので、MBRが存在します。今回の故障はMBRは無事ですが、2047セクター内のmsdosパーティションテーブル以降の場所でクラッシュが起きたようです。ユーザーが普通利用する領域は無事なのでデータディスクとしては使えるようです。 (2)smartctlの調査 S.M.A.R.T.(Self-Monitoring Analysi...